新たな抗てんかん発作薬「ブリィビアクト」 | 福岡の脳神経外科 - はしぐち脳神経クリニック

新たな抗てんかん発作薬「ブリィビアクト」

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新たな抗てんかん発作薬「ブリィビアクト」

  • 2024年6月25日

てんかんの患者様にとって、新たな良いお知らせができるようになりました。

 

6月24日、UCBジャパン社の新規抗てんかん薬「ブリィビアクト錠(一般名:ブリーパラセタム)」が薬事承認を受け、来る9月より処方可能になります。

 

ブリィビアクト錠は、シナプス小胞タンパク質2A(SV2A)に対して作用する薬剤で、これはイーケプラ錠と同じ作用機序になります。

イーケプラ錠も独特の機序の優れた薬剤でしたが、イーケプラ錠と比較してもAMPA受容体への作用が少なく、SV2Aに対してより選択的に作用するため、イーケプラ錠で問題になることがあった精神症状や眠気がより軽減されることが期待されています。

また、イーケプラ錠よりも小さく、服薬しやすい形状です。

その他、肝臓や腎臓の障害がある患者さんに対しても用量調節が不要となっています。

 

当院でも、これまでの薬によるコントロールが十分でない方、また副作用で薬が使用できなかった方などにはぜひ使ってみたい薬だと考えております。

 

気になる方は院長までご相談ください。

院長 橋口 公章(はしぐち きみあき)
記事監修
院長 橋口 公章(はしぐち きみあき)

福岡生まれ、福岡育ち。

九州大学医学部卒業。
医学博士。

 

脳神経外科専門医、日本脳卒中学会専門医、日本てんかん学会専門医、日本定位・機能神経外科学会機能的定位脳手術技術認定、迷走神経刺激療法資格認定、日本小児神経外科学会技術認定医。

人との繋がりを大切にし、福岡および周辺地域の患者様の脳神経外科治療に尽力している。

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