新生児水頭症
- 2020年11月1日
中等度の水頭症 高度の水頭症 新生児水頭症 新生児が水頭症になる原因はいくつかあります。中でも比較的頻度の高いのものとして、開放性二分脊椎(脊髄髄膜瘤)とキアリII型奇形に合併する水頭症、脳室内出血後の水頭…
中等度の水頭症 高度の水頭症 新生児水頭症 新生児が水頭症になる原因はいくつかあります。中でも比較的頻度の高いのものとして、開放性二分脊椎(脊髄髄膜瘤)とキアリII型奇形に合併する水頭症、脳室内出血後の水頭…
脊髄髄膜瘤とは 脊髄髄膜瘤は、胎生期(胎児のころ;生まれる前)に体の基本的なかたちが形成される時期に生じる異常で、背中の皮膚の一部が閉じられずに開いたままとなってしまいます。 皮膚のみならず、その奥の皮下組…
くも膜嚢胞(のう胞)とは くも膜のう胞は、頭蓋内で脳の外に出来た”のう胞”です。 のう胞の膜は脳の表面を覆っているくも膜から出来ていて、内容物は無色透明の液体で、脳脊髄液と同じ成分です。生まれつきのものと考えられています…
キアリⅠ型奇形とは 本来、頭蓋骨の中に納まっているべき小脳や延髄の一部が、頭蓋骨の出口である大後頭孔を通して脊柱管内へはみ出る病気を「キアリ奇形」と呼びます。その中でも、脊髄髄膜瘤に伴うものをⅡ型と呼ぶのに…
頭蓋骨縫合早期癒合症とは 赤ちゃんの頭蓋骨は多数の骨に分かれています。そのうち脳を覆っている部分の骨は、前頭骨、頭頂骨、側頭骨、後頭骨などです。 乳児期には骨と骨がまだ繋がっていません。この時期には脳が急速に大きくなる(…
Dandy-Walker(ダンディー・ウォーカー)症候群とは ① 小脳虫部(左右の小脳の中央部)の形成不全 ② 第四脳室の拡大 ③ 後頭蓋窩の拡大 を特徴とするかなり稀な病態です。 また、70-90%の症例…
脊髄脂肪腫とは 胎生初期に、皮下の脂肪組織が脊髄に入り込むことにより生じます。脂肪腫の“腫”は、腫瘍の“腫”ですが、脂肪腫は腫瘍ではありません。栄養を取り過ぎると太るのと同じで、脂肪が肥えて大きくなることは…
緊縛終糸/肥厚終糸 (tight filum terminale/thickened filum terminale) 終糸とは、脊髄の尾側の末端から繋がる糸のように細い組織です。 MRIで第5腰椎/第1…
脳瘤とは 脳瘤とは,生まれつき出来てしまった頭蓋骨の穴から、頭蓋骨の中身が頭蓋骨の外に飛び出した状態です。外から見ると丸くて柔らかいたん瘤のように見えます。 比較的稀で、10,000出生に対して1~2名程度の頻度と考えら…
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