ApoE遺伝子検査
ApoE遺伝子検査ってどんな検査?
日本における認知症の過半を占めるとされているのが、アルツハイマー型認知症です。アルツハイマー型認知症はアミロイドベータペプチドという老廃物が脳内に蓄積し、神経細胞がダメージを受けることで発症します。
このアミロイドベータペプチドの蓄積に大きく関わっているとされているのが、アポリポ蛋白Eです。
アポリポ蛋白Eをつかさどる遺伝子は、ApoE遺伝子ですが、このApoE遺伝子には、ε(イプシロン)2、ε3、ε4があり、2つ一組で6パターンの遺伝子型を構成しています。
ε4の有無が重要で、ε4を全く持たない遺伝子型に対して、ε4を1つないし2つ持っている遺伝子型のアルツハイマ一病発症リスクは、それぞれ約3倍ないし約12倍高くなると言われています。
しかしながら、ApoE遺伝子型にε4を持つことにより、必ずしもアルツハイマー病を発症するわけではありません。生活習慣の改善などで発症を低減することもできます。
ApoE遺伝子検査では、ApoE遺伝子の型を調べて、認知症の発症リスクを推定します。
このような方にお勧めの検査です。
☑ 40歳以上の方
☑ 認知症が心配な方
☑ 家族に認知症が多い方
☑ 自分の認知症リスクが気になる方
☑ 今から認知症予防を心がけようと考えている方
検査の流れ
❶検査の予約 窓口もしくはお電話でご予約下さい
↓
❷ 血液検査 受付を済ませ、医師の説明の後、採血(5ml程度)を行います
↓
❸ 結果説明 2-3週間後、結果説明を行います
検査料はどれくらいですか?
〇 検査料 14,000円 (税込み15,400円)
どのくらいの頻度で受診するべきですか?
生まれ持った遺伝子の方を調べる検査ですので、1度調べたら再度調べる必要はありません。
- 2020年9月13日
- リスク検査