治療の流れ(くも膜下出血) | 福岡の脳神経外科 - はしぐち脳神経クリニック

治療の流れ(くも膜下出血)

MENU
電話でお問い合わせ

Brainpedia

脳ペディア

治療の流れ(くも膜下出血)

くも膜下出血の治療

くも膜下出血の治療では、初期の重要な治療に2週間、その後のフォローに3か月、そしてリハビリが必要な場合にはそれから最大で6か月というとても長い期間を要します。

脳動脈瘤の破裂に伴うくも膜下出血の診断がつけばまず、再破裂の予防をすることが極めて重要であり、これが治療の第一歩といっても過言ではありません。

一度破裂した脳動脈瘤は、上でも述べたようにかさぶたがついて一次止血されているだけで、脳動脈瘤が消失したわけではありません。いつ、次の破裂が起きてもおかしくないのです。それは、初回破裂から間もないときに起こる可能性が最も高く、破裂から6時間以内、或いは24時間以内は特に危険です。3日目を過ぎると少しだけ再破裂の危険性は低下しますが、次に危険なのは、2週間以上たって4週間以内の時期です。この理由は後で説明します。

いずれにしても、脳動脈瘤が一度破裂したということは極めて破裂しやすい状況にあるということですので、可及的速やかに脳動脈瘤が再破裂しない状態にする必要があります。

 

脳動脈瘤に対する治療

この方法には2種類あります。1つは古くから行われている方法で、開頭手術により脳動脈瘤の首根っこに専用のクリップを掛ける方法です。脳動脈瘤頚部クリッピング術と呼びます。

もう1つは、脳血管造影検査を応用して、血管内から脳動脈瘤にマイクロカテーテルというものを挿入して専用のコイルで動脈瘤を詰める治療です(コイル塞栓術)。

こうした治療については別項目で詳しく述べます。

 

脳血管攣縮(発症〜2週間)

脳動脈瘤をうまく処理できたあとには、次の2週間にわたる治療が待っています。次の2週間は、血管の周囲に出た血液が原因となって脳梗塞(脳血管攣縮)になりやすい時期です。この時期は一生懸命できる限りの脳梗塞予防の治療を行わなければなりません。

約2週間の危険な時期を乗り切るとひと安心です。集中治療から脱して、普通の生活に戻れます。後遺症があればリハビリを行います。大きな後遺症がなければ自宅退院できます。

 

水頭症(発症〜2、3ヶ月)

ただ、1点だけ懸念があります。発症から2~3か月以内に水頭症を発症することがあります。そのときは水頭症の治療を行います。